今思うに、僕がまともになれたのは「通う」っていう行為にだけは逃げなかったこと、そして人に迷惑をかけたくない、こんな僕でも人に何か役に立てればって思ってたことだと思う。

本当は逃げたかったけど逃げられなかった。逃げる勇気がなかった。

逃げると心配されるから。心配されたくなかった。

カスを心配をして欲しくなかった。

人の役に立ちたいくせに気は利かなかったけど(笑)

 

自衛隊の時にもクソほど怒られた。

やる気がない!!気が利かない!!

仕事でこれがないのは致命的だと思う。

 

でも相変わらずやる気の出し方なんてわからないし、嫌いな先輩に気を遣うこともどーすればいいかわからなかった。

上下関係から逃げてきた僕にはわかるはずがなかった。

 

自衛隊でも朝の吐き気は止まらなかった。

休みの日には吐き気はなかった。この時期もまだそれがなんでなのかわかってなかった。

土日起きる時は気持ち悪くないなー、なんでだろー?って思ってた。

 

酷い時期は毎週上官に呼び出しをくらってやる気がない、気が利かないと反省という名のシゴキを受けた。

腕立て、正座、びんた、説教。みんな飽きもせず僕を怒り続けた。

申し訳ないと思う気持ちもあったけど、この頃は怒りしかなかった。

 

したいけどできなんだよ!!まずどうやったらいいかわっかんねぇって!!

っていつも憤ってた。悔しかった。

 

そんな僕にも転機が訪れた。

ある上官に呼び出され、僕はまた怒られるんだろーなーって気持ち悪さと戦いながら屋上に向かった。

上官は既に屋上で待っており、僕は緊張した。

今日は腕立て伏せかな。ビンタかな。なんでもいいけど。どーせ俺が悪いよ。

そんなことを思ってふてくされていると上官が話し出した。

 

「まー頑張れよ」と、

 

色々あるけど頑張れって本当に短い、話というよりは声掛けをしてその上官は去って行った。

不意打ちを食らった僕は独り屋上で号泣した。

僕がダメなのは知っていた。死にたかったらどーでもよかった。

ダメ人間とか社会不適合とか、そんなん言うなら早く殺してくれ!そー思ってた。

でも気にしている人もいた。心配してかどうかわからないけど頑張れって言ってくれる人がいる。

俺は何をしているんだ!?そー思って、情けなくて号泣してた。

そして変わろうと思った。

 

前向きに生きようとは思わなかったけど、せめて生きてるうちは頑張ろうと思った。

変わりたいと思った。

本気で、変わりたいと思った。

 

今思うとなんてないことだったんだけど、当時は誰も味方がいなくてただただ辛かった。そんな時だったから「頑張れ」ってその一言に、優しさに救われたんだと思う。

 

 

そこから僕は自分を変えようと必死になった。

日記をつけてみたり。

気を遣うとはどういうことか、ない頭を使って必死に考えたり。他の人を観察したり。

バカなりに色々なことを勉強しようと近くの図書館に通ったり。

色々やってみた。

「変わりたい。変わるんだ。認めてもらうんだ。」そう思って動き続けた。

 

最初のうちは何も変わらなかったけど、変わりたいと思い続けて半年くらい経っただろうか、徐々に変わってきた。

 

気が遣えるようになってからは仕事もうまくいって褒められるようになった。

生まれて初めて褒められた気がした。

そしたらもっと頑張ろうと思えて好循環が生まれた。

肯定されて、自信がついて、僕はやっと生きようと思えた。生きてもいいんだとやっと思えるようになった。

自分にも何か人の役に立つ何かが出来るのではないか?そう思えたんだ。

 

僕は【仕事】に救われた。

仕事で頑張れば居場所が作れた。誰でもできることで褒められた。価値を提供できた。初めて自分で価値を生み出せることを知った。

僕はやっと自分に自信をもって『生きる』ことを前向きに考え始められた。

僕は僕をやっと許せた。

 

 

僕は結局、自衛隊を辞めて福祉系の専門学校に入学した。

もっと直接的に人の役に立ちたかったから。

っていう理由もあるんだけど

自分のやりたいことを見つけた!とかそんなカッコイイものじゃなくて、最初はただ単に自衛隊が嫌で辞めたかった。

怒られる続けられる日々が嫌で辞めたかった。

なんですぐ辞めなかったのか覚えてないけど、そうこうしているうちに変わって、最後は自信を持って辞めることができた。

辞めたことは今でも後悔していない。

 

変われたことに、仕事を好きになれたことに、すべてに感謝している。

大切なことは全部自衛隊が教えてくれたってことですな(笑)

 

つづく。

 

第1話:夢もやる気も自信もない。何もない空っぽの僕。

第2話:いつだって神様は不公平。ダメ人間はこうして生まれた。

第3話:蓄積された怒りをどうすればいいか僕はわからなかった。

第4話:コミュ障・自分嫌い・対人恐怖症。それでも僕は生かされ続ける。

 

 

 

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